日々テキトーにながめる映画や音楽についての感想文
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「敬愛なるベートーヴェン」
2007年04月29日 (日) | 編集 |
また新しいベートーヴェン像が完成した。演じるのはエド・ハリス。時に「なんだこの変態オヤジは!?」と思わせ、またある時にはいじらしい姿を見事に表現し、人間味豊かだ。単なる天才のエピソードというわけではなく、”二人の指揮者”が名曲「第九」をつくりあげていくシーンがとても感動的だ。いっそ、「第九」をフルに演奏して大作にしあげてもよかったのではないか。発表時には失敗に終わったとされる「大フーガ」の演奏も、もう少し聴いてみたかった。

ベートーヴェンの耳は本当に聴こえていなかったのだろうか…?死の直前に送ったとされる最後の恋人への手紙や、本作では若き女性として現れる3人目のコピストなど、謎は多く残されたままだ。だからこそ、作り手が想像力をふくらませてさまざまな名画をつくりあげるのは素晴らしいことだと思う。すべてを見せてしまったら、そこに魅力を感じられないのかもしれない。

余談だが、ボサボサの頭に帽子をかぶった姿は、とある狂気にみちた孤高の天才ギタリストを彷彿とさせた。彼は好んでステージで「第九」を弾いていた…。
敬愛なるベートーヴェン敬愛なるベートーヴェン


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