日々テキトーにながめる映画や音楽についての感想文
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


「敬愛なるベートーヴェン」
2007年04月29日 (日) | 編集 |
また新しいベートーヴェン像が完成した。演じるのはエド・ハリス。時に「なんだこの変態オヤジは!?」と思わせ、またある時にはいじらしい姿を見事に表現し、人間味豊かだ。単なる天才のエピソードというわけではなく、”二人の指揮者”が名曲「第九」をつくりあげていくシーンがとても感動的だ。いっそ、「第九」をフルに演奏して大作にしあげてもよかったのではないか。発表時には失敗に終わったとされる「大フーガ」の演奏も、もう少し聴いてみたかった。

ベートーヴェンの耳は本当に聴こえていなかったのだろうか…?死の直前に送ったとされる最後の恋人への手紙や、本作では若き女性として現れる3人目のコピストなど、謎は多く残されたままだ。だからこそ、作り手が想像力をふくらませてさまざまな名画をつくりあげるのは素晴らしいことだと思う。すべてを見せてしまったら、そこに魅力を感じられないのかもしれない。

余談だが、ボサボサの頭に帽子をかぶった姿は、とある狂気にみちた孤高の天才ギタリストを彷彿とさせた。彼は好んでステージで「第九」を弾いていた…。
敬愛なるベートーヴェン敬愛なるベートーヴェン


売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


スポンサーサイト

「イタリアの缶詰」内田洋子
2007年04月05日 (木) | 編集 |
ただのエッセイではないようだ。作者は、一年の半分を東京、半分をミラノで暮らしている。「住んで」いるから見えてくる人々の日常を、アルファベット順に並べたタイトルでちょっとおしゃれに描いている。

あとがきを見ても少々意味不明なのだが、それがイタリアという国だとしたらとてもおもしろいんじゃないか。少なくとも、これが書かれた10年前には日本よりはるかに不便で、田舎で、でも食べ物がとてもおいしくて…(これは大事!)という国だったようだ。何かあると「バール」で一杯。スリのプロはぼーっとしている日本人は狙わない。外食はせず、誰もが得意料理を持っている。

残念だったのは、政治と信仰についてまったく触れられていなかったこと。もうちょっとその辺を知りたいと思った。カトリック国家で、それに関した祝日もたくさんあるはず。そういうところから文化の違いがわかると思うのだが。
イタリアの缶詰―おいしくて・たのしくて・にぎやかイタリアの缶詰―おいしくて・たのしくて・にぎやか
内田 洋子

大和書房 1997-12
売り上げランキング : 928624

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。