日々テキトーにながめる映画や音楽についての感想文
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「博士の愛した数式」
2006年10月24日 (火) | 編集 |
寺尾聡が巧い。「ルビーの指輪」がヒットした頃、歳を重ねてこんなに味のある役者になるとは誰も思わなかったのではないだろうか。「半落ち」はあまりおもしろいとは思わなかったが、この作品では普段触れる事の少ない数学を通して語られる博士の人生哲学についていろいろと考えさせられた。後に成人したルートがさらにわかりやすく説明してくれたおかげで、数式という謎の多い、しかし重要な意味を持つひねりのきいた演出もすんなりと頭に入って来た。

観賞後は、ほのぼのとした気分に浸れたのも、豪華なキャスティングの巧さだろう。ただし、吉岡秀隆の「かつぜつ」の悪さはいつも気になる。かなり聞き取りにくいセリフも多かった。でも、それが彼の持ち味だと言ってしまえばそれまでかもしれない。
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「明日の記憶」
2006年10月04日 (水) | 編集 |
この作品を観た人は多分、よほど若い人をのぞいて「どんな病気なんだろう?自分の身に起こったらどうなるんだろう?」などと思ったのではないでしょうか。それほど、怖いんですよね、自分が自分でなくなっていくことは。最近よく耳にするようになったので、言葉は悪いけど流行っているんでしょうか、若年性のアルツハイマーって。

ワタシは観る前には、かなりドキュメンタリーなタッチで描いているのかと期待したのですが、それほどでもなかったかな。もっとくどいくらいに細かなエピソードを描いてたらよかったと思いました。そうじゃないと、奥さんがのんきに一日中仕事していても平気なんだ、って見えてしまうんですよね。介護をしながら生計を立てていく事の大変さは、この病気の家族を持っている人なら多分身にしみて味わっている事だから。

でも、耕治人が「どんなご縁で」と言われながらも奥さんと最後まで向き合ったように、ここでも奥さんは最後まで夫婦であり続ける事を選択するだろう、という希望の持てるラストには晴れ晴れとした気持ちになった。
明日の記憶明日の記憶
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